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自分のアタマで考える人間のはじまり

あなたは「哲学」という言葉に、どんなイメージが湧きますか?
あなたにとって「真理」とは、どんなものでしょうか。

 

古くから人は、真理とは何か?という難題の答えを探し求めてきました。
人が生きる意味とは、世界の成り立ちとは何か。

 

哲学の発祥は紀元前まで遡り、その出発点は自然哲学です。
自然(世界)の仕組みはどうなってるの?なぜ、天変地異は起こるのだろう?
よく分からないことに人は不安を覚え、理由をハッキリさせたくなります。

 
当時、自然(世界)はすべて神話によって理解されていて、

たとえば自然災害は神の怒りと考えられていました。
惑星(=空を移動する神)の動きは、地球上の出来事と関連づけて解釈され、

やがて「占星術」へと発展します。

 

一方、哲学の祖タレスは、無秩序に見える惑星の動きを予測できると考えました。
数学に秀でたタレスは惑星の動きのパターンを発見し、

皆既日食が起きる日時を正確に予測して人々を驚かせます。

 

タレスは、自然界には他にも予測可能なものがあるのではと考え始め、
「万物の根源は水である」と、初めて神以外の概念で世界を説明しました。

 

神話に疑問すら持つ人のいない時代に、自分の頭で考え、

自然の中に根源を見出したタレスの考え方は、
その後の歴史を変えるほど革新的なものでした。
これが今日まで続く哲学、人間による真理探究のはじまりです。